大切にしていること

園の取り組み

卸町光の子保育園の保育目標は、「よく遊ぶ」「生活を楽しむ」「豊かな心を育む」です。   
乳幼児期は、体全体を使いながら遊ぶ中で、気付いたり、工夫したり、考えたりと脳も活発に働き、思考力・集中力・忍耐力が育てられています。生活の中で「楽しい」という思いを多く経験することによって、心は開放され、素直な気持ちが育ちます。
卸町光の子保育園では、自然との関わり、友だち(同年齢・異年齢)や保育士・周りの大人との関わり、そして、どんなに小さい赤ちゃんでも持っている「自分の意思」を大切に日々の保育に取り組んでいます。

園外保育について

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園庭の景色の移ろいと共に、こどもたちは肌で目で耳で鼻で舌で毎日季節を感じます。3歳以上児頃になってくると保育園内だけでは“生活を楽しむ”環境にもの足りなさを感じてくるようです。そこで園外保育も多く取り入れています。
園外保育の中心の場として、保育園から車で40分ほどの場所に里山を借りています。竹林・栗林・田んぼ・野原・川...自然に囲まれたとても心地の良い場所です。春はたけのこ掘り・初夏は梅もぎ・夏は川遊び・秋は栗ひろい・冬はそりすべり...お腹がすいたら里山でお借りしているお家でお昼ごはんを作って食べてまた遊ぶ...。一年を通してこどもたちと出かけています。

また年に数回(平成30年4月からは毎月)、日曜日を利用して保護者も一緒に里山へ行き、田植えや稲刈り・こども達と同じく山あそびをして過ごしています。
菅生の里山の他にも、4、5歳児は夏は川遊び・冬はスキー(年間8回程度)に行っています。自然の中での経験が一人ひとりの自信につながっていく様子を感じています。

おむつに頼りすぎない保育

こどもと一緒に生活をする中で、どんなに小さい赤ちゃんでも「自分の意思をきちんと持っていること」「自分の思いを自分なりの方法で周囲の人に伝えようとすること」を日々感じています。

そんな中、「おむつなし育児」という本との出会いがあり、「赤ちゃんは生まれつき排泄の欲求を感じ取り、周囲に知らせようとする」「そのサインを大人がどうやって読み取り、どうやって応えていくか…「“排泄を通して赤ちゃんとコミュニケーションをとることの喜び”」を知りました。

食事・睡眠・こどもが自ら育とうとする意欲に対してと同じように、“排泄”にも心を寄せていきたいと思い、平成27年3月より『おむつに頼り過ぎない保育』の実践をしています。
排泄を通じて自分の存在を十分認められること・自分で排泄をコントロールする能力が自然に育つことがこどもの意欲・自信につながっているようです。

異年齢児での生活

光の子保育園では、0歳児も含めて異年齢での生活を送っています。園庭では、大きいこどもも小さいこどもも一緒に過ごします。大きいこどもは時にダイナミックなあそびを始めますが、その中でも小さいこどもを気にかけて取り組む姿が見られます。

園内では、どこの部屋へもこどもは行ったり来たりします。もちろん0歳児の部屋にも年上の友だちが来て、一緒に食事を食べたり絵本を読んでもらったりしながら過ごします。
小さいこどもにとって、大きい友だちのあそび・生活そのものが興味・関心の対象になります。あそびの手を止め、じっと観察し...やがて模倣が始まります。
大きいこどもにとって、小さいこどもに“観られる”こと・“模倣される”こと。どんなに誇らしい想いがすることでしょう。
お互いの心が育ち合い、やがてお互いに親しみが深まっていくようです。大人が教えられない、あそびの面白さ・試行錯誤をこども同士でじっくり見合う中で、一人ひとりの世界が広がっていくことを感じています。


絵本の貸し出し

小さなこどもが絵本の中の美しい言葉をシャワーのように浴び、それが大好きなお母さんやお父さんの声だったら…なんて嬉しくって楽しいことでしょう。絵本の記憶は、やがて大きくなっても、心に・頭の中に、『大好きな人の声で』残る、と言われています。
光の子保育園では毎日絵本の貸し出しを行っています。寝る前のひととき、絵本を読んでみませんか?毎回同じ絵本を借りていきたがるこどももいます。それでいいのです。こどもは『絵本を読んでもらいながら、絵本の中で遊ぶ』そうです。毎回同じ絵本の中を借りるということは、自分の大好きな絵本の中で思う存分遊んでいるんでしょうね。

平成29年には、長年にわたり福音館書店編集部で児童書籍の編集に携わり、『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』等数々の児童文学書の作者でもある斎藤惇夫氏をお招きし、こどもと絵本についての講演をしていただきました。(今回、『絵本の貸し出し』について文章を作成するにあたり、斎藤惇夫先生の言葉をいくつかお借りしました。)
斎藤敦夫先生の『こどもたちにぜひ読んでやってほしい絵本』リストが事務室にあります。どんな絵本を選べば良いか迷った時など、いつでもお声がけください。


貸出日
毎日
貸出期間
1週間

1度の貸し出しは各家庭2冊までです。

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